Archive for the ‘音楽’ Category

ハンニバル

火曜日, 2月 28th, 2012

ミュージシャンにとってラストパフォーマンスは選ぶことができるのか?
たぶんほとんどの場合それはできない。マイルス・デイヴィスの場合もそうだったと思う。
1991年8月25日、ロサンゼルスでのライブの後、倒れその約一ヶ月後に永眠。
「ハンニバル」はそのラストパフォーマンスの一曲で、マイルスの「白鳥の歌」になった。

「マイルス・デイヴィス自叙伝」の中に、「たぶん六歳か七歳だった。田舎の暗い夜道を歩いていると、突然どこからか、音楽が聞こえてきた。みんなが幽霊が住んでいると言っていた気持ちの悪い形の木々の間をぬってだ。(中略)そこにはB.B.キングみたいなギターを弾いている奴がいて、男と女が”失望”について語り、歌っていた。あれは、すごい音楽だった。特に女の歌はすごかった。あの時、オレは何かを身につけたんだ、」という一節がある。

共著者で詩人のクインシー・トループによれば、マイルスは一生、その女の歌に到達したいと考えていたという。しかしそれはついに叶わず、トループはこの「ハンニバル」を聴くと、そのことを思うという。
このエピソードはこの演奏の印象を際立たせる力を持っている。音楽を聴くということは音だけを聴くのではないからだ。

ちなみに「ハンニバル」とはローマ史上ローマの最大の敵として後世まで語り伝えられた紀元前のカルタゴの将軍だが、マイルスとこの名前の出会いは、子供の頃、父方の伯父フェルディナンドがよく「シーザーやハンニバルや黒人史について、よく話してくれた」ことに遡る。

キラキラ星空コンサート

水曜日, 11月 3rd, 2010

吉野紀子さんのプラネタリウムとコラボしたオルガンコンサートでした。
聴きにいくのは2回目ですが、不思議な空間と音楽です。
今回は、「小さい秋みつけた」が印象に残っています。
アンコールは「上を向いて歩こう」でした。

葛西寛俊 北本秀樹 デュオ リサイタル

金曜日, 10月 22nd, 2010

とてもいいリサイタルでした。
プログラムはこちら

アンコールの選曲も秀逸。
ショパンの「ラルゴ」にサンサーンスの「白鳥」で、ピアノとチェロのいいところが聴けてとても満足でした。

宮崎応援・チャリティーコンサート

木曜日, 10月 14th, 2010

バイオリン 加藤知子、川田知子
チェロ   原田禎夫
ビオラ   店村眞積
ピアノ   加藤洋之

第1部:バッハ   ゴルドベルグ変奏曲ト長調BWV988
第2部:シューマン ピアノ五重奏変ホ長調OP.44
アンコール:ドヴォルザーク スケルツォ

開演前は、穏やかな風が吹いていましたが、帰りは暖かい雨になっていました。

シプリアン・カツァリス ピアノリサイタル

日曜日, 10月 3rd, 2010

とても充実した時間でした。



サービス満点のアンコール

TOSHI NAGAI カルテットfeaturing 向井滋春

日曜日, 5月 2nd, 2010

とても気持ちのよい演奏でした。St.Thomasは特に。

メンバーはこちら

Y邸で

土曜日, 5月 1st, 2010

昨夜は、Y邸で宴会。2階の仕事場を見せていただきました。

教会でのコンサート

土曜日, 4月 17th, 2010

小さいけれど、とてもすがすがしいコンサートでした。プログラムはこちら

第4回 アンサンブルフェスティバル・みやざき

月曜日, 3月 22nd, 2010

に、アンサンブルディアーズがゲスト演奏するということで聴きに行きました。

「煙が目にしみる」で会場がひとつになったようでした。

コンサートのはしご

土曜日, 2月 20th, 2010

今日は続けて二つのコンサートに行きました。一つは吉野紀子さんの「Espace Trapège」もう一つはアンサンブルディアーズの「Concert Vol.3」です。どちらも記憶に残るとてもいいコンサートでした。

アンサンブルディアーズの当日の演奏です。
今回(第3回)および前回(第2回)の定期コンサートの全演奏ははこちら

オーディオ装置

日曜日, 1月 31st, 2010

久しぶりに見たMさんのオーディオ装置です。

アンプ類は裸で床に並び、スピーカーはケースのサイドが切り取られたりパーツも取り替えられて、オリジナルとは全く変わっているなど装置がすごいですが、音がまた最高でした。