Archive for the ‘俳句’ Category

弥生来てイチゴの花と小さき実

金曜日, 3月 1st, 2024

如月と枇杷の花落つわくら葉と(仲宗根美樹の訃報に触れて)

金曜日, 3月 1st, 2024

朝陽射すオタマジャクシとタニシかな

月曜日, 2月 26th, 2024

雨上がり黒い泥地に初つくし

火曜日, 2月 20th, 2024

花は散り小さき実がつく日向梅

日曜日, 2月 18th, 2024

タンポポや一日だけの綿帽子

土曜日, 2月 17th, 2024

白梅の雨後の花びら季節行く

木曜日, 2月 15th, 2024

畔塗りを白鷺とする耕運機

水曜日, 2月 14th, 2024

満開や花白梅にあらざれど

日曜日, 2月 11th, 2024

田起しを終えて畔にはホトケノザ

土曜日, 2月 10th, 2024

陽は延びて焦げた匂いの野焼き跡

土曜日, 1月 13th, 2024

落葉(らくよう)の枝に鈴なり冬ガラス

火曜日, 12月 12th, 2023

穏やかな朝陽に赤きハゼ燃える

火曜日, 12月 12th, 2023

四季巡り二頭の山羊は一頭に

木曜日, 12月 7th, 2023

小さき花庭に植えても名は野菊

月曜日, 11月 20th, 2023

秋の溝点々と黒き足跡これは何

木曜日, 11月 9th, 2023

薄陽射す土手に密かに野菊あり

木曜日, 11月 9th, 2023

秋晴れに亀甲紋あり溝の底

火曜日, 11月 7th, 2023

青空に紅葉のハゼ立ち上がる

火曜日, 11月 7th, 2023

誰が喰う田んぼの脇の野生柿

日曜日, 11月 5th, 2023

シッテ米きっと誰もは知ってまい

日曜日, 11月 5th, 2023

飼料米白きラップに巻かれおり

金曜日, 11月 3rd, 2023

散歩道風にススキにシッテ米

木曜日, 11月 2nd, 2023

風吹いて呼び名も変わる葦(あし・悪し)が葦(よし・善し)

金曜日, 10月 27th, 2023

咲き終えて冬の姿に彼岸花

金曜日, 10月 27th, 2023

つかの間の夏冬の間(あわい)キンモクセイ

木曜日, 10月 19th, 2023

田の脇に種子をつけない彼岸花

金曜日, 9月 22nd, 2023

地上には妖しき姿葛の花

火曜日, 9月 19th, 2023

暑くとも九月になれば萩の花

火曜日, 9月 12th, 2023

溝底に十分前のサギの跡

火曜日, 9月 12th, 2023

夏雲に昏き四万十川沈下橋

日曜日, 8月 20th, 2023

墓参り終えて眺める宇和島城

日曜日, 8月 20th, 2023

文月に日向の稲は刈り取られ

日曜日, 7月 23rd, 2023

日盛りに宙に浮きたる黄金蜘蛛

土曜日, 7月 15th, 2023

鬼百合の雌しべは雄しべ従えて

土曜日, 7月 15th, 2023

稲実りカイトの鷹が空を舞う

日曜日, 7月 9th, 2023

若竹で稲食うタニシ捕獲せり

月曜日, 6月 5th, 2023

陽が射して朝の紫陽花透き通る

土曜日, 6月 3rd, 2023

水澄んでオタマジャクシの波紋かな

木曜日, 4月 27th, 2023

草叢に野いちごのあるうれしさよ

土曜日, 4月 22nd, 2023

田には水空気は湿り梅雨近し

水曜日, 4月 19th, 2023

ETの手を振るごとき蝮草

日曜日, 4月 9th, 2023

日が暮れて灯りがともる田植えの夜
20230319

日曜日, 3月 19th, 2023

春光や太陽光発電を準備する
20230319

日曜日, 3月 19th, 2023

稲苗(なえ)揃えあとは田植えを待つばかり 20230319

日曜日, 3月 19th, 2023

夜が明けて見ればゼンマイ現れぬ
20230319

日曜日, 3月 19th, 2023

田の脇はタンポポスミレツクシンボウ
20230319

日曜日, 3月 19th, 2023

緋寒桜葉桜となり実を付ける
20230315

水曜日, 3月 15th, 2023

白コブシ陰を背にして咲き乱る
20230314

火曜日, 3月 14th, 2023

通勤路今年も咲ける山桜
20230314

火曜日, 3月 14th, 2023